前向きになった(MTさん2)

マクロビオティック基礎科 前期 レポート

 

先生の教室に通い始め、1年半経過しました。基礎科前期は、昨年も受講させていただきましたが、基礎科の内容をしっかりと習得したいと思い、再度、受講いたしました。

マクロビオティックの食生活をスタートさせ、2年目に入りました。 1年前と比べ、健康や食事に関して、自分の体の声がだいぶ聞けるようになったかと思います。

この半年間で変化した食生活、体、気持ち、今後の課題についてまとめてみました。

 

    食生活

        玄米、野菜(根菜類中心)、海藻類の食生活になった。

        くずねりを食べる機会が増えた(食事の際、玄米とくずねり、両方を食べる)。

        一口100回以上噛むようになった。

        朝食は、食べず、梅生番茶を飲むようになった。昼、夜の12食。

        甘いもの、パン、フルーツを食べなくなった(しかし、たまに、甘いもの、パンを食べたいという欲求が出ます。そのような時は、甘くないおせんべいを少量食べ、欲求を抑えています)

 

●体の変化

        昨年に比べ、体の冷えがなくなった。

        毎日、犬の散歩で平均1時間半歩くが、疲れなくなった。

(体に力が入るようになった)。

        便秘が解消され、毎日、便が出るようになった。

(硬くてコロコロな便ではなく、ある程度大きな便がでるようになった)

        顔色がよくなって肌の調子がよい(かさかさではない)。

        手のシミが薄くなり、湿疹も出なくなった。

        寝付きがよく朝の目覚めがよい(目覚まし時計をかけなくても、毎朝、だいたい同じ時間帯に起きることができる)。

        一時期、体重が激減したが、体重が増加した。

 

    気持ち

        物事をマイナス思考で考えることがなくなり、前向きな姿勢で物事を取り組めるようになった。

        心がおだやかになり、ゆとりをもてるようになった。笑顔でいる時間が増えた。

        毎日、感謝の気持ちで過ごせるようになった。

        今日1日を精一杯充実して過ごそうと思うようになった。

 

 

【今後の課題】

        食事の量

健康になるためには、少食にした方がよいと聞きますが、なかなか少量に減らすことができません。「少食にしなければ・・・」と意識すればするほど、もっと食べたいという欲求がでてきてしまいます。(主食(玄米)、副食の割合が5:5となり、10分目食べてしまうことがあります)。今後は、理想のバランス(主食、副食の割合、5:3)をしっかりと意識して食事をとってゆきたいと思います。

 

        外に目を向けるようにする

家の中にいると、気分が憂鬱になる上に、つい食べ物のことを考えてしまい、食欲を抑えられないことがたまにあります。外に出掛ければ、気分がふさぎ込むこともなくなり、食べ物について考えなくなるのではないかと思い、新たに習い事(例えば、ジムに通う)を開始したいと思います。

 

・ 運動量を増やす

毎日、ウォーキングを続けていますが、最近、体力が出てきたので、ジムに通い、ヨガや軽い負荷のかかる運動をして、より体力アップさせたいと思います。運動することにより、汗もかき、ストレス発散できるかと、思っています。

 

    最後に・・・

マクロビオティックの食生活をはじめ、1年経過した昨年秋、人間ドックの結果が思わしくなく、「なぜ、マクロビオティックの食生活を1年も続けているのに・・・」と大変なショックを受けました。

その際、先生から「今回の検査結果は、天からのラブレターだと思い、あせらず、地道にコツコツとマクロビオティック食生活を続けてください」と励まされ、大変勇気づけられました。

この経験がなければ、「私は、マクロビオティックの食生活を続けているから、すぐに病気が治る」という安易な考えで生活し続けていたと思います。「自分がいかにご利益主義で、傲慢であったか」と、反省しました。

今後は、体調が少しよくなったからといって、傲慢にならず、毎日、コツコツと、恭子式マクロビオティック生活を楽しく続けてゆきたいと思います。

半年間、ありがとうございました。後期授業も、よろしくお願い致します。


 恭子から一言
 実は、この方は、2度目のレポート提出です。自主的に出してくださいました。

60番さんが、以前の彼女です。

読み比べていただければ、彼女の成長ぶりがわかります。

一番の効果は、心が穏やかになった事です。

最初の1年間は、不安で不安で、マクロビオティックの食事も、病気を治すためにだけやっていました。いつも私に質問ばかりでした。これは食べていいのか、これは食べてはいけないのか、などなど…。

人間の身体にとって不自然な食生活をしてきたため、その結果、病気になった、という、大きな観点からは、自分の食事を考えられなかったのです。

自分の身体に対しても過保護で、あまり運動もしない、できない、と思い込んでいました。

いつも、私が皆さんに申し上げる事は、病気治しの食事…マクロビオティックの食べて良いもの食べてはいけないもの、だけの小さな観点からだんだんと、人間にとって自然の食事とは何か、と大きく見られるようになってくると、本当に健康が得られる…と言っています。

2年たって、そこまで、行き着いてくださいました。お顔も穏やかにいつも落ち着いてニコニコと優しいお顔です。

※ 本当は、ガンの検査結果(腫瘍マーカー)の値が悪く出たのです。といっても、疑いの段階です。
体質(実体)というものは、ずっと持っているものです。
1年、マクロビオティックをやったからといって、体質(実体)が変る訳ではありません。
体質(実体)は一生持っていくものです。
ただし、それが、病気として表に出なければいいのです。
人間にとっての自然の食事、は、一生続くものです。 
自分の器を知って、その自分の運命が大輪の花を咲かせられればいいのです。